信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

だいどこ

小さな頃、母親だったか祖母だったか忘れましたけど、家の玄関のことを「だいどこ」って言ってました。多分これは台所のことで、昔玄関の土間のところにかまどがあった事の名残ではないのかと勝手に解釈しています。ウチの実家は玄関にかまどは無いですけど、10帖ぐらいの広い玄関で、引き戸になってます。上がり框の高さは40センチ弱。こういう玄関っていいですよね。
お客さんは引き戸を開けながらこんちわーって勝手に入ってくる。少し長くかかるけど、上がるまでもない用事の時は、上がり框に腰掛けて、家人は正座して応対。この雰囲気いいじゃないですか。

それに対して私の自宅の玄関は、土間とホール合わせて3帖で、ドアになってます。上がり框の高さは20センチ位。来客はピンポン押して外で待ってるから、つっかけはいてドアを開け、外にでて応対しなきゃなんない。長くかかる用事の場合は、上がり框に座っても低過ぎるし後ろ向きになっちゃうので用事が足りない。かといって中に上げるほど普段片付いていない。どうしたもんだろう?


私は地球環境の為には、家というのは小さいほど良いと思っております。地球環境と家計に優しい家って言うんでしょうか。ただ、そのために閉鎖的な玄関になるのは是としない。
そこで私は断熱空間の外に作る玄関の土間…そう現代のだいどこを提案したいと思っております。玄関のドアの外にある風除室のでっかいのっていうイメージなんですが、そこにベンチとテーブルが置いてあるんです。そこまでは他人が勝手に入ってくるセミパブリックな空間。


近いうちに提案しますので、どなたかお建てになりませんか?
あれ?前も同じような話したようが気がするが…。