昔は寝室で暖房することって無かったですよね。朝起きると布団の襟元が息の結露によって濡れてました。私の親世代になるとバリバリに凍ってたって話になるのですが、今では暖房するのが当り前になってきています。でも、暖房しないのが普通だった時の家づくりは、暖房を想定していません。従って、想定外のことが起きるとこんな風になってしまいます。
暖房は石油ファンヒーターで、断熱はグラスウール50ミリ。人体から出る水蒸気（一日1リットルと言われる）もあり、壁に結露発生。そしてカビが生えてしまった。やはりこんな風になってしまうと、健康にも問題ないとは言えません。これは、換気の促進と、暖房機器の選定である程度は防げた事例ですが、それを説明してなかった。
家づくりの変遷、そして生活習慣の変遷によって、このような問題はいたる所で起きています。私たち家を作る者の責任は大きいですね。
