つい環境の話になってしまう最近の自分です。
人間は、石油を初めとする化石燃料と言う禁断の果実の味を知ってしまったばかりに、地球を破滅への道に追い込んでいるのではないか。なんて言うと、かなり環境オタクっぽい発言になっちまいますけど、実際そうなんですね。
木材のことを考えてみましょう。切ったら植えるを徹底すれば、切った木を全て燃やしてしまったとしても、CO2は現状維持。一部を建築材料等に使用し長年に渡って木のままで使用できれば、CO2の排出量は減ります。ところが化石燃料由来のCO2はまさに出しっぱなし。なんてったって石油は何千万年もかかってできたものですからね。それをタダ燃やしてしまうのもどうかと思います。
昭和の名棟梁西岡常一は、最低でも木材の樹齢以上もつ建物を造らなければいけないと言った。そうすれば、建築時に植林した木が建替え時に使用できる。完全なサイクルができるわけです。それと同じ論法を石油に当てはめるのも無理はありますが、人類が残っている間に再生不可能な石油をもっと大事に使うべきだとは思います。燃やせばそこで終わりです。何かの原料として使うのなら、形ある限り、現在は不可能でもリサイクル技術が確立する可能性があります。
石油を燃やすな。
自分自身言行不一致も甚だしいですが、肝に銘じたい言葉です。