信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

二酸化炭素を減らさなきゃ

一昨年に聞いた山本達雄先生の話を再び聞ける機会に恵まれ行ってきました。今回のセミナーの主催は中部電力さん。対象は私たちのような工務店です。


私は復習のつもりで参加したのですが、先生の話のトーンは一昨年と比べて相当緊迫感を増していました。
日本は京都議定書を批准しているが、1990年の基準年に対して、2012年にはCO2排出量を6%減らすというものですが、実際には現在8.4%も増えちゃってる。つまり合計14%あまりのCO2を、ここ数年で減らすんです。
これは国家の威信に掛けて達成しなきゃならない。実際地球温暖化が進むとヘタすりゃそこに住めなくなっちまうEU諸国は、6%どころじゃない21%の目標としている。しかもその中で、環境先進国であるドイツは、既にマイナス18%を達成しているんだそうです。
最終的に日本は排出権取引とかを使うんでしょうけど、キホンは国内の実質排出量を減らすということ。住宅業界に関しては、まずは省エネ化。おそらく2010年には新築時に次世代省エネルギー基準が必須になるであろうということ。当然気密化が進んで、室内での燃焼機器の使用は完全に不可能になる。ってこれファースのコンセプトですよね。性能を突き詰めていったら、必然的にオール電化になってしまったんです。


今日もまた、ファースの家を選んだ自分は間違っていなかったと言うことを検証した日でありました。