信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

小さな家をつくりませんか?

今日から4月。春ですね。入学の季節。これから暖かくなる今ごろの時季は、何かこうウキウキしてくると言うか、ちょっとやる気になる感じですよね。もっとも、今日は午後から雨が降り始め、夕方には雪に変わったりなんかして、春にはもうちょっとと言う感じでした。


さて、本日のタイトル。これ実は昨日の事で…月末は我が社の給料日。毎月1時間ほどの全員ミーティングをしています。議題はいろいろ。主に私が話をするのですが、今回は国の住宅政策の方向性を、いくつかの講習会で聞いてきた事を中心に話をしました。
住宅のストックが重視され、200年住宅を合い言葉に長もちする住宅とそのメンテナンスシステムを確立する。そして中古住宅の流通を活発化させ、20〜30年で家が壊される事が無いようにしていく。高齢者世帯のバリアフリー化を促進するため、リバースモーゲージを使い改修を促進したり、耐震改修や断熱リフォームなんかも税制等の優遇をおこなう。


地球温暖化や廃棄物の処理の問題もあり、住宅の長寿命化を重点とした施策になってますね。


でも聞いてるそばで、こんな土着の農耕民族である田舎の日本人が、自分の土地を離れて住み替えるなんてできるのか?と言う至極もっともな意見も発せられていました。


3年前にもここに書きましたけど、ミーティングの最後には、やっぱこれからはちっちゃい家だよなって話になりました。客間は設けず泊まりのお客さんが来たら家族も一緒に温泉に行っちゃう!奥さんもいろんな気遣いしなくていいし、客間の分だけ家が小さくなればランニングコストも少なくなります。ついでに天井も低くしてみましょう。これも燃費に影響します。天井低いと息が詰まるとか思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、実は天井の低い部屋…非常に落ち着くんです。r(^ω^*)))


特に不景気な今の時期、面積が大きくてスカスカの家と、小さくても品質と性能の良い家、同じ値段だったら小さい方を選ぶと思いません?


まあ、人それぞれですから、何でも良いから広い家を造れって言われりゃつくりますけど、どっちかと言えば山椒は小粒でピリリと辛い…そんな家をつくりたいと改めて思った私でした。