信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

日本一キレイな現場

今日社内の臨時ミーティングを行いました。今年度経営方針を具体的に現場に落とし込むための会議です。
当社中期方針の中に「現場の展示場化 現場の美しさ日本一を目指す」という項目があります。ついついのぞいて見たくなる現場を実現するため、新たな提案を募集し、進化させていくこととしており、3月末までにその仕組みを整備するのが目標となっています。なんでこれを中期方針としたかって言うと、実際現場の美化についての取り組みを実施している工務店は、日本中にはいて捨てるほどあります。逆にそれをめやってない工務店は既に淘汰されていると考えても良いと思います。そんな中で、美化を徹底し、ある種突き抜けた存在の工務店は例外なく業績が良いということを目にすれば、これをやらずにどうするって感じです。何で現場をキレイにすると会社の業績が良くなるのか?その理由はいろいろあるかと思いますが、最終的にはお客様を大切にしているという心の現れだと思うのです。お客様からいただいたお金で買った材料を組み立てていくのが工務店の仕事です。ひとつひとつの材料はお客様からの預かり物。それを粗末に扱っていいはずありません。傷がついたり汚れたりしない状態できちんと取付けるためには当然現場の整理整頓が必須条件となるでしょう。そう考えると、現場をキレイにというのは至極あたり前のことですね。


さて、そこでミーティングにおいては、まず私の方からこうしたいという提案。極めて基本的なことなんですが、休憩時間前には必ず掃除をして、キレイな状態で休憩する。つまり、1日につき4回、現場は鋸くず等が無い状態になる。ゴミは毎日持ち帰り、夜は現場にゴミが無い状態とする。
これに対して、みんなからいろんな提案をいただきました。道路を汚さない工夫と、掃除の方法について。現場に多数の職人が入るときに、靴が散乱して見苦しいので簡易的な下足箱を設置するなど。良い提案がたくさん出されました。全て完全に実施されれば素晴らしい現場になるだろうなって感じです。ただ、この取り組み、まだまだ端緒についたばかりで、実際には今日初めて話しあったところですから、今現在当社の現場は日本一キレイという状態からはほど遠いかもしれない。でも、私はこれからウチの現場は日本一キレイだと公言していきたいと思います。場合によってはこれのどこが日本一なんだ?というクレームをいただくかもしれないですが、そんなことを糧に真の日本一を目指していきたいと思います。


急にお客様を現場に案内することになっても慌てない。ご案内してお客様から「キレイな現場ですね」と言われて微笑を浮かべながら「このくらいはあたり前ですよ」とさりげなく答えてみたい…。そんな状況を思い浮かべてムヒヒと笑う煩悩だらけの私でした。