信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

勝負

勝負 (中公文庫)

勝負 (中公文庫)


久々に本を読みました。著者の升田幸三は昭和30年代の棋士で、かの大山康晴大山倍達じゃないよ)とともに一時代を築いた名人です。実はAmazonで大山名人の「勝負のこころ」を買おうとチェックしたら、併せてこれもどうぞ的なサジェスチョンがあり、まんまとAmazonの術中にハマり両方買ってしまったのでした。そして何と、大山名人の本「勝負のこころ」はまだ来ていませんヾ(;´▽`A``。
商品写真の、この汚らしげなおじさんの顔が気になってしまい、思わずクリックしてしまったのですが、読んで見て、確かにそのくらい惹きつける力というか、オーラを持ってる人なのかなって感じました。

危険だが創作を
人間誰しも生活がかかるということになると、すでにだれかがやって成功した、絶対に確実という手をやってみるのが人情です。
が、ぼくの場合はどうもそれにあきたらなくて、未知数のことをやる傾きがある。しかもここという大事な勝負のときに。
というのも、なんでもないときにやるより、もうこれで1年の生活の度合いが半減するか倍になるか、というところでやってみないと、やはり性根ッ玉にはいらんからね。

これはまさしく氏らしい言葉。ものすごく共感するのだが、果たして自分はそうしてるかって言うと、思うだけで実行してないことに気付く。臆病に用心しながら、ここぞというときには大胆に勝負に出る。今迄そういう生き方してこなかっただけに、ちょっとやりたくなってる自分がいる。今そういう決断をする時期なのかも。