- 作者: 升田幸三
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 文庫
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久々に本を読みました。著者の升田幸三は昭和30年代の棋士で、かの大山康晴(大山倍達じゃないよ)とともに一時代を築いた名人です。実はAmazonで大山名人の「勝負のこころ」を買おうとチェックしたら、併せてこれもどうぞ的なサジェスチョンがあり、まんまとAmazonの術中にハマり両方買ってしまったのでした。そして何と、大山名人の本「勝負のこころ」はまだ来ていませんヾ(;´▽`A``。
商品写真の、この汚らしげなおじさんの顔が気になってしまい、思わずクリックしてしまったのですが、読んで見て、確かにそのくらい惹きつける力というか、オーラを持ってる人なのかなって感じました。
危険だが創作を
人間誰しも生活がかかるということになると、すでにだれかがやって成功した、絶対に確実という手をやってみるのが人情です。
が、ぼくの場合はどうもそれにあきたらなくて、未知数のことをやる傾きがある。しかもここという大事な勝負のときに。
というのも、なんでもないときにやるより、もうこれで1年の生活の度合いが半減するか倍になるか、というところでやってみないと、やはり性根ッ玉にはいらんからね。
これはまさしく氏らしい言葉。ものすごく共感するのだが、果たして自分はそうしてるかって言うと、思うだけで実行してないことに気付く。臆病に用心しながら、ここぞというときには大胆に勝負に出る。今迄そういう生き方してこなかっただけに、ちょっとやりたくなってる自分がいる。今そういう決断をする時期なのかも。