信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

自由な発想

一昨日の建築士会長野支部総会にて講演いただいた川向正人先生からご案内をいただきましたので、小布施まで行ってきました。栗林の中の納屋を利用したレストラン?


講演の中で写真が紹介されていたので、そのイメージとtwitter小布施のリサイくりちゃんrisaikuriに聞いた道順を便りに出掛けていきましたが、なかなか見つからない。周辺をぐるぐる何周かする中で、やっと見つけました。講演で見た写真からどのように仕上がったのかと思っていたのですが、なんとそのまんまじゃないですかヾ(;´▽`A``正に掘っ立て小屋です。でもその掘っ立て小屋に雨の中何十人もの人が集まって賑わっていました。


賑わいのなかに商工会青年部時代の先輩の顔も見えたので話を聞くと、やはり学生さんの発想は固定観念がなく自由で面白いとのこと。そう、ここ小布施には川向先生を所長とする小布施町まちづくり研究所があり、東京理科大学の学生さんも常駐しています。この納屋レストランも普通はこれを何かに使おうなんて発想しないようなボロボロの建物です。それをこんなふうに生かしてしまう。改装費10万円!


常識にとらわれすぎると、こんな今にも潰れそうな建物で何が出来る?って事になるのでしょうが、この場合耐久性には目をつぶると可能性が見えてくる。普段の仕事の中では、完璧を期す事を念頭に置いてしまう為、仕事が画一化する。一個抜く事によって隙が生まれ、それが味となるのかな…なんて、分かったような分からないような事を考えてしまいました。


このような事例を飯綱町でも活かせないかな…