信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

歴史を食う

夕刻より『“北国街道の食 再現”試食会』なるものがありまして、観光協会長として声を掛けていただいたので行ってまいりました。


これは、今年北国街道が開通して400年であるということで、その昔この牟礼宿で食べられた食事の再現をしようという企画でした。
まずは全体像がこちら。
基本的には明治11年に明治天皇が北陸巡幸された時の随行者の食事の記録があったとのことで、それを再現したものだそうです。なお、明治天皇ご自身の食事は宮内省随員の調理であったので、どんなものかはわかってないとのこと。
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その中でまず最初に目に留まったのがこれ「切りイカ」
昔の折り詰めのはじっこの方には必ず入っていましたよね。存在自体を忘れていましたがものすごく懐かしい感じです。
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それとこちらは「どじょうなす」どじょうに見立てたナスということらしく、笑ってしまいますが、文字のみの献立記録からよく想像力を発揮したものだと思います。
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こちらは当地の昔のご馳走であったのでしょう、「鯉こく」です。
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こうして再現された食事を堪能しながら、集まった皆さんと懇親を深めました。
最後は木遣保存会の皆さまの「牟礼甚句」で締め。
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非常に面白い会でした。