信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

陸前高田

突然ですが、陸前高田に行ってきました。そう、東日本大震災で市の中心部を根こそぎ津波で持っていかれてしまった、あの陸前高田です。昨日夜10時過ぎに出まして約8時間。片道600キロに及ぶ遠いところです。


そもそも何で陸前高田なのかといいますと、ウチの地元の電機屋さんの仲間がこちらにいまして、ちょうど1年前、こちら飯綱町から何人かで支援に訪れたのです。私はその時は行けなかったのですが、畳とか流し台とか、仮設住宅を造るための資材を提供させていただきました。今回、1年後の被災地の状況を視察がてら、彼に会いに行こうという企画で、バスに乗って10人で参りました。
その彼の名は吉田寛さん。津波でお母様と奥様、お子さんひとりを亡くされています。こちらに取り上げられている方で、本当にすさまじい体験をされています。


津波の被害に遭った地区のがれきはほぼ全て片づいていました。しかし、いまだに残っている大規模な建物の内部は、当時の状況をとどめています。一見、復興はいっさい進んでないようにも見えますが、山手の方に視線を転ずれば、宅地開発がそこかしこで既に行われておりまして、いよいよ本格的に動いてきてるんだなって感じます。当然海沿いは最終的にどのような都市計画になるのか結論はついていないのだと思いますが、山の方は今まで開発されなかったところですから急峻な地形のところが多く、地盤をよく確認して開発してもらいたいなって思いました。


現地滞在時間は約5時間。全行程24時間でしたが、復興への鼓動を感じて帰って参りました。


※私の留守中、ウチの近所で大きな火事がありまして、ご心配をいただきました皆さまに感謝申し上げます。