信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

お伊勢参り

本日何年ぶりかの社員旅行で、伊勢に来ています。確か前回の伊勢参りは21年前。現在来年の式年遷宮に向けて工事中なので、その時は今造営中の新宮のところにあった宮に参拝したのでしょうか。その辺は全くはっきりしないのですが、やはり日本の神社の総元締めみたいなこの神宮は、多くの人を吸い寄せてますね。びっくりするのは、式年遷宮してる本宮だけでなく、数多い別宮でさえも隣りに遷宮用の敷地が確保されていること。宮に至る石段が二つ並んでるんです。法隆寺みたいにその建物の耐久性を増して1000年ももたせた建築と違って、神宮は建物は20年と割り切ってるところがすごいですね。20年間技術の伝承に務め、隣の敷地にあるものと寸分たがわぬものを再現し続ける。当然個として同じものではないですけど、そのつくりは限りなく同じものが伝承され続ける。そして材料も同じ地域で生産され続ける。これの方がサスティナビリティとしては合理的ではないかなって思います。石のような無機物でなく、木や紙といった有機物で作っているのだから、腐るのは当たり前。この考え方は、もしかしたらこれからの家づくりのヒントになるのかもしれません…。