不動産を扱うようになりますと、今まで何気に見ていた場所でも、実は複雑な権利関係が展開している場合があります。何軒も家が建っているのだけど、その敷地は全て他の人の持ち物で、契約書も無く信頼関係だけで賃貸借されてきたような土地。事情を知っている当事者が続くのならまあいいのですが、一部不動産に所有権の変動があったりしたらなかなか大変かもしれません。
どこかのタイミングでしっかりと整理するべきなのでしょうが、手間も費用もかかったりするとなかなか…。そのあたり悩みどころではありますが、不動産の流通を促進する立場としては避けて通れないところでしょうね。