今日は長男の卒業式でした。
前回予告したように、私は卒業生の保護者であり、PTA副会長でもありますので、座席は来賓の席でした。
そこでたまたま捉えたのがこの写真。卒業証書を授与されてステージを降りた卒業生は、保護者席の親の前まで来ると親に向かって深々と一礼するんです。私の席からドンピシャでこんなアングルで撮影することが出来ました。こんな、いかにも泣かそうっていう演出に負けまいなんて思ったんですが、実際目の当たりにすると、いつの間にかでっかくなっちゃったなあなんて思って涙出てきちゃうんですよね。突然一礼されたお母さんたちが、硬くなって声を掛けることすら出来ず、妙に他人行儀な会釈を返してるのが印象的でした。さて、彼はこの後、私の席の前を通って自席に戻るのですが、私の前は一礼無しで通り過ぎました。おいおい親父にはアイサツ無しかよ！…でも、今日は堂々として良かった。卒業おめでとう。
家に帰ってから妻に聞いたら、“やっぱ産んだものが強いってことでしょ”って両親に宛てた手紙を見せてくれました。タイトルは「お母さん、お父さんへ」あーあ、俺の方が下かよ。それじゃ今日の仕打ちも仕方ねえなって妙に納得。
親父なんてさびしいもんです。
中学になりゃ、また小学校と違っていろいろあるんでしょうね。何があっても周りに流されることなく、自分の正しいと思ったことを貫き通せる人間になって欲しい。これは私自身の反省から出た、ただひとつの息子への願いです。
