信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

鉄骨と木造

今年の大雪も落ち着きつつありますが、ここに来てかなり気温が高めに推移したため、見かけ上の積雪はずいぶん少なくなった印象があります。ところがここがくせ者なのですが、見かけの雪が少なくなったと感じても、その重量は思ったほど減ってないんですよね。だから、ここにきて結構建物が傷んでいる。別荘等でも、凍った雪の塊が気温上昇によってせり出して垂木が折れたりしてます。

まだまだ油断出来ないですね。

それと、特徴的なのですが、近所で鉄骨の建物が2棟つぶれました。木造の場合は軒先など一部破損が殆どなのですが、鉄骨の場合は全壊してます。鉄骨は均質な材料なので、構造計算で正確な耐力が求められますから、安全の余裕が少ないんですね。それに比べて木造は材料が均質でないので、安全の余裕を大幅に見ている。それゆえの崩壊状況の差となるわけです。

いずれにしても、崩壊した鉄骨の建物は私の知る限りここ何十年も建っていたものですから、今年の雪が相当多かったということは言えると思います。