今日は東京からこの春着工予定のお客様が打ち合わせにおいでになりました。連日の雪の中で大変だったかと思います。今日は見積もりを提出して、予算に応じた調整作業。いよいよ大詰めとなります。いい家を作りたいですね。
実は昨日、建築士会の新春交流広場という催しがありまして、その中で東日本大震災についてのプレゼンテーションをいたしました。何で私がって感じだったのですが、たまたま以前地元でチャリティコンサートをした時の効果映像を作成した時に、実際に被災地に赴いた方から写真を多数もらっておりまして、それと私が仙台にいった時の写真、プラス秋の建築士会の旅行の時の写真を用いて特徴的な被害状況や復興の様子を紹介しました。
これで思い出したというわけではないのですが、ある方の紹介で気になって買ってあった本をご紹介します。
- 作者: 進村耕喜
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2011/08/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を書いたのは、もともとの研究者ではありません。阪神大震災の被災地にいった時に現地の方が地震の前に非日常的な現象が起きていたことを訴えていたことをきっかけに地震研究にのめり込み、ついに東日本大震災を確実に予測したのです。大変地道な活動の積み重ねで、現在では的中率80パーセント超。30年以内に起こる確率70パーセント以上なんていう悠長な予測じゃないのです。研究費を湯水のごとく使って研究してきた人が出来なかったことが、自費と会員からの会費のみでの研究でここまでの予測を確立したのです。
なんつーか、やる気の問題って事でしょうね。
この本によれば、今日本列島は大地殻変動時代に突入しており、まだまだ大地震は起きるとのこと。建築に携わる者として、常にこのとこを心がけていなければならないと改めて思いました。