信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

大門川

大門川については何度も書いておりますが、今日も恒例の堰普請と水神祭がありました。
今回の担当場所は、大雪の関係で木が倒れて枝が水に浸かってしまっている状態。ここにゴミがひっかかると大変ですので。除去しなければなりません。
なかなかの重労働でありました。

この大門川、川と言うものの、実際は人工的に開削した用水路である事は、以前に書いた通りですが、今日はその特徴的な部分を写真に撮って参りました。
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このU字溝を流れているのが大門川、下を流れているのがソブ川です。ソブ川の川床が茶色くなっているのがおわかりでしょうか?これが水に含まれる鉄分でして、これが水稲の収量大きく影響していたらしいです。この問題に対して、ソブ川に平行して霊仙寺山の良質な水を長い距離引いてきたのが大門川なのであります。文献での初出は1669年とのことで、江戸時代初期ですね。この水路橋も初期の頃はどんな構造だったのでしょうか?往時の苦労が偲ばれます。
それだけに、当初から大門川の水利権は強大であったようです。今でも、飯綱町の重要な水道水源となっているだけに、この水神祭には町より町長、副町長、議長が揃って参加します。

いつもはハチャメチャに酔っぱらうのですが、今回2度目のピロリ菌除菌中のため、ノンアルコールにて失礼させていただきました。身体が楽です(;´∀`)