信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

小さい家

昨日に続いて家づくりのことを話したくなっちゃいました。


家は小さいほど良いって言いました。そこに地球環境の為にって注釈入れましたけど、家族関係の為でもあるんです。おっきい家は一般的に部屋もいっぱいあります。個室がね。ケンカしたら逃げ込んじゃう部屋がいっぱいあるわけですよ。で、子どもが部屋で何してたか全くわからなかったなんて言う親が出てきちゃうんです。
子ども部屋に鍵付けるなんて愚の骨頂。極端な話ドアもいらないぐらいです。なんて言うと、女の子が年ごろになったらどうする?なんて言われちゃいますけど、のれんでも掛けときゃ見えないじゃないですか。おいおい、開けっ放しじゃ寒いじゃないか…って、今どき廊下が部屋より寒い家を作ってどうします?それこそ地球環境の話に戻るのですが、最小限の空間を高い性能で囲ってエネルギーを垂れ流しにしないって事がまず大切なんです。で、それが同時に家族を守るというのか育む最小単位の空間となっちゃうんですよね。


個人の家というものは部屋が集まったものではなくて、その用途に応じたコーナーの集合体であるべきだと思います。就寝コーナー、食事コーナー、勉強コーナー。それぞれが自由に行き来できて、その境界にバリアが無い。当然温度差などの見えないバリアも無い。で、家族それぞれがどこにいても、ある程度の気配を感じ取れるような住宅を作りたい。


こんな家なら、子どもが悪さしたりしないと思うんだけどなあ…。