信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

家づくりの考えかた

家づくりにはいろいろな考え方があるわけで、ネットでいろいろ見てますと、中には明らかに間違ってるものもありますが、ほとんどは、ある程度納得できる物ばかりです。それなのに、何かって言うと自分以外の工法や材料の悪口がすぐ出てきてしまうのはどうしてなんでしょうかね?自分の家づくりに対する考え方をはっきりさせれば、それと違った考え方を持ってる人が違う工法材料を採用するのは当たり前だと思うんですけど。
で、今日はちょっと硬いですけど、私の家づくりの理念をお話してみたいと思います。


まず最初に
家づくりの最優先事項は何か?といった時に真っ先に思い浮かぶ物は何ですか?


・暖かい
・健康にいい
・地球に優しい
・地震に強い
・カッコいい
・安い
・長持ち
・使いやすい
・省エネ


大体こんなところでしょうか。
で、このうちの1個満足させていればあとはどうでもいいという物でも無い。一般的には程度の差こそあれ、全部考慮しなくてはいけないファクターです。また、それぞれのファクターも正解がひとつではない。例えば健康にいいといった場合。年中同じ温度がキープできる家が健康にいいとするのか、多少季節の温度差が無ければ人体の抵抗力が無くなってしまうって考え方もある。要素がいっぱい、尺度がいっぱい、となれば結論がいっぱい出てくるのは当たり前。そこで能書き(理念)が大切になる。


私が大切に思っている能書き(理念)は以下の通り。
※自然は基本的に人体に厳しいので、室内の環境は赤ちゃんやお年寄りのような抵抗力の無い者を基準と考える。家はシェルターとして人間を守る物である。
※材料の製造エネルギーの少なさよりも、如何に長寿命になるかを考える。
※明快に証明できない理論はできる限り排除し、実験データのみの効能は信用しない。


以上です。
ちょっと誤解をされやすい内容ですので、また改めて説明をさせていただきます。
今日はこれまで。