信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

難しい注文

今日ある方が会社を訪れ、家を建てたいんだがという相談。
いろいろ条件を提示されたのですが、その中の最たるものが、普通家を建てる場合で言えば想定外の絶対的な予算の無さ。普通の工務店ならその場で出来ませんと断るところでありますが、普段ロ−コストで売ってる工務店でも無いのに、こういう時ばっか張り切ってしまうんですよね。


何と言うか、目標が明確で良いと言うか、普段は予算はこの程度って言っていても、お客さんの顔色見ながら、このくらいまでなら大丈夫かなって調整がある訳です。誤解されると困るのですが、家ってのは当然お金かけた方が良いものが出来ますので、このくらいまでならって言う時は、その線まで仕様を上げる訳です。ところが今回のお客様は、常識外れのロ−コスト予算(あんまり言うと気を悪くされちゃいますか…普通なら物置きクラスの予算ですね)なので、ある意味お客様の方でも割り切りがある。その予算の中で、ウチがどこまで出来るかが勝負なワケです。私は工期の余裕というか、着工までの時間を少々いただき、この、一大プロジェクト(常識外れの建築という意味で…)に取り組む約束をしました。


ある意味潤沢な予算がある現場よりも、面白みが出て来るような気がして、楽しみがひとつ増えた気分です。


あ、とは言え、そういう家専門になっちまうと、ウチの会社としても少々キツイものありますので、もし似たようなお考えのお客様がいらっしゃいましたら、是非、来年以降にご用命ください。