信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

スキー場

本日、スキー場の仲俣代表に、木曽町の議員さんの視察があるから一緒に相手してくれと言われまして、1時間ほど行って参りました。なんでも、木曽町には3つのスキー場があり、それらの今後の方向性について検討するためということでした。
特に資料も用意してなかったので、いいづなリゾートスキー場の運営会社である、飯綱東高原観光開発合同会社の成り立ちと概要、それと経営状況を説明させていただきましたが、町の財政支援はまったく受けていないという事に、皆さん大変驚かれていたようでした。
現在木曽町では、スキー場に対してかなりの財政支出をされているようですが、4町村の合併によって出来た町で、もともとスキー場を持たなかった旧村地域からの反発があって、なかなか支出も難しいといった、どこかで聞いたようなお話も伺いました。


しばらく質問と意見交換があり、最終的に木曽まで今日した話をしに来てくれって、本気とも冗談ともつかない話となったわけなのですが、いずれにしても、スキー場ってのはどこでも大変だという事を感じました。
いいづなリゾートは、町が一切の財政支出をしないって決めちまったので、それでも何とかしたいという人が集まって、1年でも2年でもって気持ちで運営しています。1年目は運良く黒字のスタートを切る事が出来ましたが、例えば、今後施設上で大きな損傷や不具合が生じたり、あるいは暖冬で年末年始にまったく雪が無いなんてことが続けば、それがもとで経営は立ち行かなくなる可能性を秘めています。そんな厳しい状況はどこのスキー場も大差ないと思いますが、何とか数年である程度の内部留保を積み上げ、多少のマイナス要因ではぐらつかない経営基盤をつくらないといけませんね。


私の本業の方では、現在久々の別荘新築に取り組んでいます。スキー場は別荘地の価値を高めるアイテムです。これが有るのと無いのとでは、必然的に不動産流通や建築活動に影響してきます。私はスキー場に関しては素人ですが、本業の業績アップのためにも、今後も出来る事をしていくつもりです。