信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

二面性

物事には表と裏があるという話です。住宅の工法や、断熱の話の時によく出てきます。
これからあげる組み合わせは、表裏一体。憶えておいて損は無いと思います。


自然に還る=腐りやすい

  • 自然に還るということは腐敗して最終的には炭酸ガスと水になること。自然に還らないということは、湿度の高い雰囲気中でも腐りにくく耐久性があるということです。



結露皆無(窓)=過乾燥

  • 厳冬期に窓に全く結露しないということは、室内の空気が相当乾燥しているということ。窓の結露が無ければ木枠等のカビや腐れの心配は無いですが、人体に対してはウイルス(インフルエンザ等)が増殖しやすく過酷な環境です。



大きな窓から降り注ぐ日差しで冬も暖かい=大きな窓から失われる熱で夜は寒い

  • 日射熱を積極的に取り入れようと、窓を極端に大きくすると、夜失われる熱が多く、かえって寒くなるケースが多い。



住宅の温熱環境の話って、こんなことばかりのような気がします。何を重視するかによって、同じものでも見方が全く違ってきます。気をつけたいですね。