- ちょっと今日は毛色の変わった話題を
建築士会主催の建築基準法改正講習会があったので行って来ました。私の業務範囲ではひとつ大きな改正がありました。
ウチは増築を伴うリフォームというのもよくやらさせていただきます。現行法だとシックハウス対策のため、24時間換気が義務づけられていますが、増築の場合でも既存全てに換気設備を取り付けなくてはなりません。これが今まで悩みの種だったのです。増築と全然関係無い部屋に、欲しいと言われたわけでも無い換気扇を取り付ける。24時間換気だから止めちゃいけないといったって止めますよ。今まで全く必要なかったのだから。見積り上も10万円とかの金額が計上されてますからなんだこりゃ？って言われます。それが今回の改正で、既存部分との間仕切りがあれば、換気設備は増築部分だけで良いことになったのです。
実はここだけの話、ホントにここだけの話。あるお宅で住宅に棟続きで物置を建てたんです。敷地が限られていたので別棟にすることは出来ませんでした。棟続きだけど内部では行き来できません。そうすると既存の住宅部分全部に換気設備を付けなきゃならない。結構大きな家なので、換気の見積りをしたら20万円を超える金額だったと記憶してます。結局そんなこと説明できず、未だに完了検査を受けてないんです。
この改正で、なんとかこの建物を合法化することができますかどうか？チャレンジしてみようと思います。
