本来家づくりって楽しいことだと思うんです。今までの住まいの不満がこれで全て解決！夢のマイホームがもうすぐ現実となるって思うと期待に胸膨らみますよね。
ところが、計画が具体化してくると、現実が否応無しに突きつけられる。自分の夢を全てかなえる為には、ちょっと予算が足りない。ある程度妥協が必要になってくる。プラスにあれも欲しいこれも欲しいって言ってる間は良いのですが、マイナスであれも削るこれも削るっていうのは全く楽しくない。それでも長期の住宅ローンは自分の肩にずっしりとのっかってくる。
業者の腕って言うのは、この辺のコントロールだと思っています。夢を膨らますのはものすごく大事。そうかといって膨らませ過ぎると現実とのギャップが激し過ぎる。そこを厳しくしすぎて、あれもダメこれもダメでは、そもそも家づくりがつまらないものになってしまう。
いっつも思うんですけど、この辺のさじ加減が難しいです。いちばんいいのは、お客様といっしょになって面白がってしまうこと。今どき予算が厳しいのはあたりまえですが、なんとかお客様も楽しいし私も楽しい…そんな家づくりがしたいですね。
