信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

アスベスト続き

アスベストの問題はまだまだ続きそうです。
7月28日に書いたロックウールアスベストの見分け方は結構説得力あったみたいで、お客様の中でもご自分で試してみたというお話もいただきました。それでも、有害性が判ってからの政府の対応があいまいな為、疑ってかかれば何でも怪しく見えてしまいます。ロックウールの中にもアスベストが混ざっているのではないか?疑わしいですよね。いろいろ調査すると、ロックウール製品に過去アスベストが混じっていた事があるのは吹き付け用のものと、ボード状のものとの事。私なりに解釈すればこれらはロックウールを二次加工して出来る製品で、その工程で耐火性のアップあるいは補強のためにアスベストを添加する事はあるかもしれない。けれどもマット状のロックウールは綿飴のように作るのだから、その製造過程でわざわざ繊維状のものを入れるという事が本当にありえるのだろうか?というような説明をします。別にロックウール工業会のお先棒をかついでいるわけじゃありませんが、過剰反応は良くないと感じているのです。
アスベストを含んだ建材がもし自宅にあったとしてもあわてない。マット状の断熱材に含まれる可能性は非常に低い。ボード状の建材の場合は年代によって含有しているが、アスベストをセメントなどで固めてあるので、破壊しない限りはアスベストは飛散しない。飛散しなければ無害だ。気をつけなければいけないのは、慌てて除去する事がかえって有害になるケースがありえるという事です。鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物に吹き付けてあるもの以外は落ち着いて対処する事が必要でしょう。