信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

祈願の結果

晴天祈願から1ヶ月
書きたいことは山ほどあったのですが、宿題をためてしまった気分でなかなか書けないでおりました。


さて、この度祈願の結果が出ましたのでご報告いたします。
そう、昨日30日は第三回霊仙寺湖薪能の本番だったのです。ご承知の通り東海地方等に豪雨の爪痕を残したここのところの雨。朝から雨がそぼ降る状況。それを見て、ああこりゃダメかな〜って過去2回に比べてひっじょ〜に弱気な私がそこにいました。現場へ行ってもそんな意見が大勢を占めるだろうと予測しながら行って見ると、意外に強気の方もいらっしゃる。いずれにしても開催場所の決定は当日正午に予定していましたので、それまでは屋外開催を前提に準備を進めることに。


さて、お昼時点での天気予報は2時〜3時頃降雨がありそうだが夕方には雲が無くなりそうな感じだったので屋外開催を決定。ただ、2時から予定していた能楽講座については会場を屋外会場近くのゴルフ場のレストランに変更して開催となりました。定刻になり講座の司会を担当した私は初めて袖を通す着物に着替えて講師の津村禮次郎先生をご紹介。能楽講座は予想していたよりたくさんの方においでいただき100人以上の方に受講いただきました。当初予定していた児童生徒の数が少なかったのが残念ですが、皆さんに喜んでいただけたと思います。


さて、その講座開催中、舞台裏ではものすごいドタバタが繰り広げられていたのです。マイクを津村先生にお渡しして横に控えていた私の背中を突く指。何かと思って振り返ると実行委員の方。午後2時の時点でのお天気のレーダーの画像を持っていらっしゃる。どうも正午からの2時間で天気の状況が急激に変化したらしい。問い合わせると雨は夜まで止まないでしょうという結果。こうなりゃいったん決定した屋外開催を断念せざるを得ない状況です。昨年まではこの判断を私がしていたのでものすごいストレスだったのですが、今回は立派な実行委員長さんをお願いしたので、状況的にはいくぶん楽にはなりました。それでも切羽詰まった状況には変わりなく、その場で会場変更して町民会館ホールでの開催を決定。時刻は2時半過ぎでした。
3時過ぎに能楽講座修了。受講された皆さんに残念なお知らせを伝え、バスでおいでになられたお客様に町民会館までのバスをご案内。平行して町民会館ホールの会場設営を行います。私が町民会館に着いた時には既に長蛇の列。けれども会場内の仕込みは未完ながらも、予定時刻から5分遅れて4時5分入場開始。あっという間に会場は満杯です。あたふたと段取りをしていると間も無く開演時間。若干火入れ式の段取り打ち合わせに時間がかかり、5分遅れてしまいましたが5時5分には開演することが出来ました。

演目については全て大好評。野村上の獅子、狂言「柿山伏」、能「船弁慶」とどれも素晴らしかったです。…と言いながら私は舞台袖で音だけ聞いていただけですがσ(^_^;)


急な会場変更のため、ご迷惑をおかけしたお客様は多いかと思いますが、わずか2時間余りでの会場設営とお客様の移送を完了することが出来たことはなんかすごいなって感じました。スタッフの皆さんの素晴らしい動きに感謝。特に今回は準備段階から熟年の皆さんに多く関わっていただきすごいパワーを発揮されました。そんな輪が広がっていけばいいですね。


結果的に祈願のかいなく晴天にはなりませんでしたが、大きなトラブルやケガもなく終えることが出来ましたので、御礼参りには行かねばなりますまい。σ(^_^;)
ちなみに本日の屋外会場の片づけは晴天に恵まれました。悩ましい限りです。