信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

バランスなんだなあ

今年に入って奇跡のリンゴを読んでから、農業に興味を持っている私です。
というわけで、今日町民会館で、有機無農薬の“循環農法”を実践されている赤峰勝人さんの講演があり聞きに行ってまいりました。実はちょっと前に高木善之さん(地球環境の大家)の講演を聞いたばかりなので、どうしても頭が環境派になってきていますが(そんなんで最近はマイ箸を持ち歩いていたりする)奇跡のリンゴの木村さんも含め、何か共通点があるような気がして考えてみました。
そんでもって出てきた結論(といえるほど確固たるものでは無いが)は、結局なんでもバランスなんだなあってこと。地球環境でも農作物でも人体でも何かをプラスすればどこかがマイナスになる。何かを取っちゃえばどこかで何かがバーンと増えちゃったり。全てのものが究極のバランスの上に成り立ってるのがこの地球なんだなって…そんなことを思っています。


地球の表面の気候は長ーい年月を経てゆっくりゆっくりとバランスを保ちながら変化してきた。人間がいろんな活動の中で何をしようと、所詮地表上にある物を動かしてるだけで、全地球上のバランスとしては大した問題では無かったんだと思う。ところがそのバランスを急激に崩す元となったのは石油を始めとした化石燃料。それまで長ーい間地下に閉じこめてあった巨大なエネルギーを急速に地表上に解放しちまったんだから、今度はその崩れたバランスを保つために地球が大きく変化してきたって事でしょう。変化なんて地球にとってはどうってこと無い事なのかも知れませんが、人間にとっては経験した事の無い変化。それが人体にも既に影響を与えつつあるって…漠然と考えてます。


そんな中で自分に何が出来るかって、小さな事から始めるしかないんですけど、仕事上でも環境負荷の高い材料をなるべく使わないようにする(地球の裏側から運んでくる材料を使わないように)みたいな事が大切なんでしょうね。


…と、こうやってエコ人間になるぞって感じで書いてるんですが、ちょっと歯切れの悪さを自分自身で感じてます。というのも、この種の講演を聞きにいくと、聴衆の雰囲気が何となく私にとっては気持ち悪い。うーん、何と言いますかねえ。一種宗教的なものを感じちゃうんですよね。何がそうさせるんだろう?多分講師に対する批判的な気持ちが聴衆に極めて少ないからなのかな?私はあまのじゃくなんで、みんなが良い!って言うと、ホントかいな?って思っちゃう方なんです。素直さが足りないのかも知れませんが、常に疑いの目ってのは持っていたいし、自分の判断というのも大切にしたいです。その上で具体的な行動に移していきたいと思います。(あー、やっぱり歯切れ悪い(´ヘ`;))