信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

生き方

月1の更新が常態化しつつあるこの頃。もうちょっと書きたいなって思いはあるのですが…と言う言い訳にもいささか飽きた感もあるのですが、とりあえず書きたいと思った時にはしっかり書こうって事で。
今日はその書きたいことがありました。


午後松本で「信州木造住宅協会」の設立総会ってのがありまして、私もその主旨に賛同してメンバーとさせていただきました。
実はその総会の基調講演でインパクトある話を聞かせていただいたのですが、講師は原伸介さん。この方今迄まったく存じ上げなかったのですが、若き炭焼師として結構有名なんだそうです。御歳36歳。私より10歳も下ですが、この方の生き様はほんとスカッとしてて、そのまっすぐな思いには涙が出るほどです。帰りの電車の中で資料として配布された小冊子を読んでいて、つい傍線を引いた文章が以下の通り。


・お金というものは、どれだけ人の役に立ったかという値が後に姿を変えてやってくるだけという道理
・大丈夫だから笑うんじゃなく、笑っていれば大丈夫と思える
・地獄のような苦しみをくぐり抜けた人にしか味わえない境地
・『今時の若者には夢が無い』って言う人がいますが、それは若者の問題ではなく、若者に夢を見せてやれるようなかっこいい生き方をしていない大人の問題です。
・大人の大切な仕事は、未来ある子どもたちに『人生は楽しいんだよ』と、背中で教えてあげる事。
・手間と時間のかかったものをどこまでも安くしろと言うのは、とても下品な要求です。職人の立場で言わせてもらうと『おまえをもっと安くしろ』と言われているのと同じです。
・お金は使えば使うほどなくなっていくでしょ。でも技術ってまったく正反対で、使えば使うほど増えるんです。


どうです?
講演ではこんな事もおっしゃってました。
「ホンモノだけが残る良い時代が到来した」


ホンモノを作っていきたいですね。