信州飯綱町 工務店社長のおもいつき日記

地域活性化工務店という業態を目指して奮闘中のツチクラ住建土倉が、ゆる〜く書いてます。

ダイニングキッチン

今日は午前中お客様のお宅で打ち合わせでした。水回りを中心としたリフォームをご計画なのですが、8帖の台所をどのように改修するかがひとつの課題となっています。このお宅に限らず、ほとんどのお宅で共通の課題となっているのが、ダイニングキッチンが機能していないということ。思うに昭和26年に公団住宅で最初に採用されたこのダイニングキッチンというスタイルが、やはり日本人には馴染めないスタイルだったのかなって思います。


一般的に流し台の後ろに食卓があると、買い物をしてきたとき、あるいは調理中どうしてもそこに物を置くことになります。いったん置いたものが積もり積もって食卓を占有。揚げ句の果ては床に置くようになってくる。そうなると食卓で食事をとることはできないので、結局茶の間とかの和室に運んで食べている。奥様はそんなことになってるのは自分のところだけかと思っているので、非常に恥ずかしがるわけですが、今迄無数の台所を見せていただいて、同じような状況になっているお宅の多いことといったらありません。そのことを話すと安心されます。ごく稀に定年退職されて悠々自適な生活をされているご夫婦なんかで、ダイニングキッチンをキレイに使われている方がいらっしゃいますが、極めて少数派です。共働きの場合なんかは奥様も忙しいですから、手がかからずにキレイに維持できるような、そんなキッチンにしたいですね。


で、このとき台所が8帖というのがまた問題なんです。8帖は正方形ですので、流し台の向きで使い勝手を解決するのが難しい。8帖は広いと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、この辺では標準的なところ。本当は隣の部屋まで含めて計画すればいいのでしょうが、ご予算等いろいろ制約があれば、その中で何とか解決しなければならない。2〜3日頭を悩ませる事になりそうです。