建築士会の仲間のお父さんが亡くなり、告別式に出席しました。お斎の席にもつかせていただいたのですが、通常このあたりではお斎の司会者は亭主役といって、大体親戚の方が務めることが多いのですが、今回は喪主自ら、ウチはずっとこうやってきたとのことで、司会をしていました。大変だろうなって思ってお酌に回ってきた喪主のお姉さんにお聞きしたところ、さっきからバタバタしているが、こういうのは平気な顔してサッとこなさなきゃいけない…と手厳しい。ああ、この家はこのスタイルが染み付いていて、それがこの家らしさとなっているんだなって実感。これが家風っていうんでしょうね。
家族を失った悲しみはあまりにも大きいことですが、このようにその家の伝統が継承されていくことは素晴らしいことだと感じました。